ご挨拶

 

 株式会社環協開庸研究所は、主に、良質な乳酸菌を培養し出来る限り多数の人々に、安価に、しかも安定して供給することで社会に貢献することを目的に設立されました。

 3月11日の原発事故以来、私たちを取り巻く生活環境は、歴史的にみても未曾有の劣悪なものとなっていることは周知のことであります。

 日本が、かつての繁栄を築くために支払った数々の代償のなかに、日本古来の理に適った生活習慣を忘れ、欧米の生活様式を取り入れてしまったことが上げられると思います。

 昔の日本人の生活には、身近に乳酸菌が溢れ、人々は乳酸菌に守られながら生きていました。特に田舎の家では、余分な添加物を一切使わない自家製の味噌、醤油を作りました。またその原料は保存料、防腐剤、防かび剤漬の輸入大豆ではない国産大豆であり、ミネラル豊富な塩、それと米麹や麦麹でした。味噌藏の中は乳酸菌で満たされていたことでしょう。しかし、戦後の急激な経済成長のために、大量生産、合理化が大手をふるい、丁寧で誠実な製造方法は時代遅れとばかりに、品質度外視で劣悪でにせものの食品を大量に作り続け、我々はそれを摂取させられてきました。それらの害に気付いた時には、既に我々の体は化学物質に犯され取り返しの付かない状態となってしまいました。それに加えて今般の原発事故による放射能汚染の蔓延です。目に見えない放射性物質は我々の生活を日々侵食しています。

   時代を元に戻すことはできませんが、これらの弊害をすこしでも排除できるよう当社の乳酸菌を生活の中に摂りいれることにより、あらゆる人々の生活環境が健全なものとなり、将来を担う子供たちが健やかで元気に成長できる社会を構築する一助になることを希求いたします。

 最後になりましたが、飯山一郎先生をはじめ、当社の立ち上げにご協力いただきました多数の方々に深く感謝いたしますとともに、これからも更なる御助言、御助力を賜りますようお願い致します。

 

      株式会社 環協開庸研究所 代表取締役 野中昇